目に入れば痛い [哀]
わたしの右頬に感じる圧力で目が覚めた。
04:45だ。
娘の左拳がわたしの右頬をぐいぐい押していたのだ。
眠っている娘本人は気持良く伸びているだけだろうが、
押されたわたしは、暗闇のなかでしばし状況が飲み込めなかった。
やれ部活だ漢検だ秋祭りのピアノ伴奏の稽古だ舞台練習だと、
忙しい土曜日を終えた娘は帰りの車中で撃沈し、
「今日お父さんいないならお母さんといっしょに寝たい」と頼まれ、
かわいさに負けて承諾した結果がこれだ。
もっとも、
娘が幼児期のころは、
川の字に寝ていると勢いよく寝返った娘の腕が、
何故か鱈の頬に飛び、
「パシッ」「いてっ」という連続したふたつの音で目が覚めていたものだ。
懐かしく思い出しもする。
今朝は「銀魂見るから必ず起こして」と言うから、
06:00になったのを見計らって起こしてみるが、
ばったり寝ていてぜんぜん起きない。
さもありなん、である。
娘はかわいいが、
やはり、痛いものは痛い。
04:45だ。
娘の左拳がわたしの右頬をぐいぐい押していたのだ。
眠っている娘本人は気持良く伸びているだけだろうが、
押されたわたしは、暗闇のなかでしばし状況が飲み込めなかった。
やれ部活だ漢検だ秋祭りのピアノ伴奏の稽古だ舞台練習だと、
忙しい土曜日を終えた娘は帰りの車中で撃沈し、
「今日お父さんいないならお母さんといっしょに寝たい」と頼まれ、
かわいさに負けて承諾した結果がこれだ。
もっとも、
娘が幼児期のころは、
川の字に寝ていると勢いよく寝返った娘の腕が、
何故か鱈の頬に飛び、
「パシッ」「いてっ」という連続したふたつの音で目が覚めていたものだ。
懐かしく思い出しもする。
今朝は「銀魂見るから必ず起こして」と言うから、
06:00になったのを見計らって起こしてみるが、
ばったり寝ていてぜんぜん起きない。
さもありなん、である。
娘はかわいいが、
やはり、痛いものは痛い。