大きな蟻

娘を起こしに2階へ上がっていくと、
「全然眠れなかったんだよ」と本人は泣き怒り。
理由を尋ねると
「蟻だよ、蟻」

蟻？
見ると大き目の蟻が部屋を歩き回っている。
1匹2匹ではない、多数である。

ははぁ、わかった。
あなた、昨日甘いもの食べてそのまま眠っちゃったんでしょう。
娘の口のまわりが何かでテカテカしていた。

それにしても起きてよ、と言いながら2階に無いはずのテレビの時計は
7時50分を表示している。

間に合わない。間に合わない。
ところで、なんで急いでるんだっけ、と思ったら
娘の年齢と急ごうとしている今の職場の時代がずれていることに気づき
目が覚めた。

この前の「家」が出てくる夢は、
舞台が今の住所の家で、
わたしもやっとここの人間になれたかと思っていたが、
今日の家は、実家の建物に戻っていた。
キャストはいまのメンバーなのだが舞台が実家の建物なのである。
おまけに、テレビは4本の足とＵＨＦとＶＨＦを切り替えるアンテナが付いていた。