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パブ(Pub)のこと [Ireland]

コメントで、パブのことが出てきましたので、
少し語らせてください。

アイルランドに住んでいたとき、
近所のパブに足を運ぶのが好きでした。

アルコールを取り扱ってはいますが、
いわゆる「酒場」というのとは少し雰囲気が異なるのが
アイルランドのパブです。

夕食が終わるとポツリポツリと人が集まってきますが、
若夫婦に連れられて小学生が来たり、
お嫁さんに手を引かれながら高齢の婦人が来たり、
老夫婦がこっそりと来てひっそりと座っていたり、
いわゆる「パブリックスペース」、公民館の雰囲気があります。

ある老人が、昔のアイルランドを語り始めると、
若い人たちが周りに集まってきてうんうんと頷きながら聴いていたり、
ギターをバックに歌う婦人の歌に合わせてももが自己流で踊ると、
手拍子で盛り上げてくれた挙句、おひねりまで下さったり。

高校生かな、中学生かな。
彼らはアルコールが飲めないので、
ジュークボックスで好きな曲をかけたり、
ビリヤードで遊びながら何やら語っては大声で笑っています。

とにかく、
その時間だけは大家族になったような、
すてきなほのぼのとした空間。
それがアイルランドのパブなんです。


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もん

フランスには所謂「パブ」が少なくて、カフェ・バルのコントワー(カウンター)で紫煙くゆらせて1,2杯の安グラスワインやビール、デュボネあたりを、無表情か、その場で出くわした隣人と政治やロトくじの画面見ながら、というのが一般的です。ロンドンで、ブルーカラーとホワイトカラーの入口が分かれているパブに入ったんですが、これ差別でもなんでもなくて、お互いが気分良く過ごせる領域を侵さない、非常に達観した作りと文化を感じて好きでした。自分は労働者カウンターで、おっちゃんたちとビターを2パイント飲んで帰りました。
by もん (2007-02-11 15:47) 

pafu

2パイント! すごい。
ビターってギネスとは違うのかな。

フランスは、アイルランドへ行くとき
乗り換えのために止まっただけですが行きました。
人々が冷たい感じがして良いイメージがなかったので、
素敵なコメント、ありがとうございます。
by pafu (2007-02-12 09:20) 

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